Tulpa Designers
超心理学・タルパ専門考察

タルパの作り方と各プロセスについて

何かを作ろうと決めた際、どんなに無鉄砲な人でも、後先を考えず思いつくまま自由に始めて、行き当たりばったりでやろうと試みる人はいないでしょう。身近にそんな人物がいたら、その人は芸術家か予言者か教祖です。料理の献立にしろ何にしろ…まずは前提条件やその後の結果を想像して、望む物が完成に至るまでの道筋をよく考えてから行動に移すのが一般的な感覚です。自然物を除いて、この世にあるすべての物は何の考えもなしに生み出されたり動いている訳ではありません。必ず誰かしらの意思に基づいて創造された物であり、また、数々の過程やプロセスを経た末の成果です。当然、タルパを作ろうとする際も、必要な条件を決めて、いくつかのプロセスと適切な手順を踏んで行く必要があります。

必要なものを用意する

タルパは精神を集中させて作るものですから、ホムンクルスのように原料や素材となる物質的なものは一切不要です。タルパそれ自体のために用意する物はありません。しかし、タルパを作る為に役立つアイテムはあります。必ずしも購入が必要になるものではありませんが、あるとないとでは結果に大きな差が出る物となります。まず最初にスケッチブックです。別に普通の大学ノートでも構いませんが、自分が作りたいと考えるタルパの容姿や条件を記録するのが目的です。言うなればタルパの設計書になるものです。次に美術室でよく見かける人物デッサン用の人形でしょう。人間型のタルパに限られますが、タルパの様々な動作や構図をイメージする際に役立ちます。万が一、これらのアイテムを第三者に見られても、趣味でイラストや生き物の構図を描いている等の言い訳が立ちます。

種族や性別を決める

基本設計的なプロセスになります。タルパは本当に自由自在に何でも作り出す事が可能です。多くは人間型が好んで作られますが、次いで犬や猫、ペンギン等の愛らしい小動物を模した感じ動物型が作られています。人間型の場合、芸能人やアイドル、二次元キャラクターを参考にして作る人が多く、動物型は一般の映像等を参考にして作る場合が多いようです。空想上の生き物だってタルパとして作る事は可能です。タルパも生き物ですから、当然として性別を決める必要もあります。しかし、男性や女性と言った既成概念に囚われる必要はなく、中性や無性も設定が可能となります。人間型や動物型以外にも、鳥類や魚類、それが好きだと言うのであれば昆虫だって可能です。また、ロボットやアンドロイドのような機械型や、幾何学的で抽象的な存在にする事も可能で制約はありません。

イメージをデザインする

外面設計的なプロセスとなり、自分が欲しいと思うタルパの容姿を決めます。自分の頭の中で想像…と言うよりも、ひたすた妄想して形作って行くと言った感じのものになります。しかし、イメージと言うものは存外と難しいものです。テレビや雑誌、インターネット等、強い興味や関心をひく情報で溢れたメディアに取り囲まれた生活をしており、それらから一切の影響を受けないで過ごすのは無理と言えます。また、当然としてイメージするための視覚情報の処理は脳で行うものですから、その日の体調や気分の具合によっても大きく左右されます。やはり、スケッチブックやノート等を使いイメージングを補助するやり方は有効に思われます。あくまでも自分自身に対するもので、誰に見せる訳でもありませんから、絵の上手い下手は関係ありません。気兼ねなく記録に努めましょう。

性格や行動様式を決める

内面設計的なプロセスになります。タルパは一つの独立した意思を持つ存在となりますので、性格やそれに見合った行動様式も考える必要があります。この場合、自分と気の合いそうな性格にしたいと思うかもしれませんが、タルパで人生をより良いものにする為にも、自身の短所や弱点を冷静に見つめて、それを補佐してくれる行動を取る性格に設定すると良いかもしれません。消極的な人は積極的な性格をしたタルパを作ったり、行動的な人は参謀タイプの特別なタルパを作ると良いでしょう。両者まったく同じ性格にしては意味がなく相乗効果が得られません。ただし、極端に違い過ぎてもいけません。あくまでも、自分を補佐してくれる感じの性格にします。ここで自分を直視するのが辛くなり、心理的に強い抵抗感を覚えたなら、危険なのでタルパはやめた方が良いかもしれません。

名前や誕生日などの固有識別設定を行う

現実世界の人間やペット同様、タルパも一つの人格的な意思を持った存在となります。名前や誕生日などを設定する必要もあります。これまでと同様に既成概念に囚われる必要はありません。自由に好きな名前を付けて構いません。名前とは別にニックネームや二つ名的な情報も追加設定しても良いでしょう。誕生日と出身地に関してはタルパーによって見解は異なるようですが、当サイトではデザインが終わった直後とします。やはり、名前がある事でタルパに対する思いが増して、この後の成果が大きく違って来ると思います。ある程度、頭の中でイメージが固まって来た段階からでも構わないと思いますが、早い段階から名前を付けて自動化や視覚化を施して行くと良いでしょう。出身地は現住所でも架空の世界のどこかでも構いません。好きなアニメの世界の住所にしても良いでしょう。

付属的な視覚情報の決定と動作テスト

ところで、タルパの姿を想像された際…どんな状態でしたか?特に人間型の場合です。まさかスッポンポンな状態ではありませんでしたよね?大抵、服装や装飾品などは外部メディア等からの影響を受けて、勝手に近い状態で自分好みの衣装を着ていたりすると思います。そうでなかったと言う人も、衣装や髪型、人間型の女性だと言うのであれば化粧的な要素も決めておきましょう。着せ替え人形の要領でいろいろとテストすると良いかもしれません。これを機会に普段関心のなかったファッションや装飾品に興味を持つと、人生の可能性も広がり楽しいものへ変わって行きます。もちろん、現代日本におけるセンスに囚われる必要はありません。時代や地域の違うものでも構いません。ただし、タルパに異形な格好をさせたり、露出度の高いものを着用させるのは極力やめておきましょう。

精神領域におけるイメージの固定化

設計デザインしたタルパのイメージがほぼ確定して来たら、自分の脳裏にそれを焼き付け頭の中に固定化させて行きます。瞑想でも何でも全身から力を抜いた楽な姿勢となり、ゆっくりと腹式呼吸でもしながら、描いたタルパの姿を想像する事にひたすら意識を集中させます。一日の中における何気ないひと時、空き時間を有効活用する形でこれを行いましょう。タルパを作るために専用の時間を設ける必要はありません。起床時や昼休み、夕食前後、入浴中、就寝前など一回あたり数分程度で構いません。毎日地道に続けて行く事でイメージを完全に固定化して行きます。ただし、最大でも10分程度に留めましょう。この段階であまり長時間やるものではありません。この作業に慣れてきたら、空想に耽って頭の中でタルパと一緒に遊ぶような感覚で楽しみながらやると良いでしょう。

タルパの認識化(動作の自動化)

タルパのイメージが完全に頭の中で固定化して来たら、自動化のプロセスへ進みます。界隈ではオート化とも呼ばれ、無意識な状態でも常にタルパの存在を認識する事ができるレベルに仕上げて行きます。当サイトでは「行動」と「会話」の二つのステップに分けて実装して行きます。まずは行動の自動化です。日常生活のあらゆるシーンで、もしもタルパが実在していたら…を、何気に思う習慣を身に付けて行きます。ただし、前段階における頭の中へのイメージ固定化の作業のように意識を集中させる必要はありません。こんな時、タルパは喜んでくれるだろうか?悲しむだろうか?と言った感じに想像を膨らませて行きます。頭の中に住み着いたタルパが感情のような念を芽生えさせ始めます。最初は表情などの変化しか見られませんが、そのうち勝手な動作や行動をするようになります。

タルパの会話自動化

次に、無口なタルパに言葉を与えて行きます。結構、地道な作業となります。まずは簡単な語彙から始め、単調で端的にタルパとの言葉による意思疎通が完結できるよう、ひとつひとつの会話を丁寧に仕上げて行きましょう。当然、最初のうちはぎこちないものとなります。しかし、根気よく繰り返し続けて行く事で徐々に高度化して行き、まるで本物の人間と会話をしているような感覚にまで至ります。タルパの発する声質については、頭の中でタルパの姿を固定化して行く過程で、だいたいは容姿に応じた感じの声に自然となっていると思いますが、そうでないと言う人は、このプロセスの冒頭あたりで設定しておきましょう。イメージと連動してため、一度決めた声を変更するのはお勧めできません。また、実践者自身の語彙力により、その後の成否が大きく分かれる作業ともなります。

最終奥義となるタルパの視覚化に挑戦する

最後にいよいよ視覚化です。タルパを意識の外に連れ出し、日常生活の空間を背景にして、本当に目の前に実在しているかのようなレベルにまで仕上げます。極めて困難なプロセスであり、多くは本物の視覚化とは言い難く、意識の中で自動化されたタルパの残像と現実世界の視界をダブらせ、見えているような気がすると言った程度に留まります。本当に視覚化が成功すると、触覚や嗅覚等の他の感覚も自然と伴うようになります。しかし、初期段階における視覚化への挑戦はそう言ったもので、数年でようやく本物に視覚化へ至る事は珍しくありません。やり方としては「瞑想」による視覚化をお勧めしますが、具体的な事を書くとなると本稿で収まり切る情報量ではありません。その詳細については、以降、詳しく説明して行きます。以上は、タルパの作り方の概要説明となります。

Александр Wаташновский
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